心理的柔軟性を高める思考

中小飲食店の「採用・定着・育成」の専門家
日本フードリーダース協会 代表理事の小山心兵です。  

PDCAの効果を高める上で大きなカギを握るのが「心理的柔軟性」です。

具体的には、検証した結果、上手くいかない原因が色々見つかったとします。
その中には、自分で「変えられること」と「変えられない事」が混在しています。
「変えらない事」を受け入れ、「変えられる事」に柔軟に取組む姿勢を「心理的柔軟性」と呼びます。

理解はしていても、この仕訳が中々うまくいかない時、助けになる思考法をお伝えします。

「依存型思考」と「自立型思考」です。

「依存型」は、課題解決の矛先を自分でコントロールできない事に求める ex)環境、他人
「自立型」は、課題解決の矛先を自分でコントロールできる事に求める

の違いです。
同じ現実と向き合っていても、思考の違いで、気づきやその後の判断、行動、結果が大きく変わります。

例えば、「上手くいかない事が起こった時」
⇒依存型:「ピンチ」となり、ストレスを感じ、イライラする
⇒自立型:「チャンス」となり、良くなる、成長に繋がると

その原因を探る時
⇒依存型は「他社責任」環境や相手=コントロールできない事だけに原因を求める
⇒自立型は「自己責任」環境や相手だけでなく、自分の側の原因も深掘りする

その対策を探る時、
⇒依存型は「他社依存」環境や相手=コントロールできない事を、変えようとする
⇒自立型は「自己依存」コントロールできない事への働きかけも含め、自分でできる事に注力する

その解決の実行時、
⇒依存型は、コントロールできない事にこだわるため「面倒・不満・ストレス」になる
⇒自立型は、コントロールできない事も含め、自分にできる事に注力するため「やる気・成長」になる

リーダーはメンバーに対し、もっとこうして欲しい、こうあって欲しいと期待、要望、不満が募り勝ち確かに、それは正しい事かもしれませんが、相手がどう受け止めるかは別。
相手に変って欲しい時、直接変えようとするのではなく、相手が自ら変わりたくなる環境づくりに取り組む姿勢
=「心理的柔軟性」がリーダーには必要です

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