助け合い

中小飲食店の「採用・定着・育成」の専門家
日本フードリーダース協会 代表理事の小山心兵です。 

チームの心理的安全性を高める要素は「4つ」

その内の2つ目、「助け合い」についてポイントを整理します。
「助け合い」もチーム内に心理的安全性を醸成する大切な要素です。

チームづくりにおいては、メンバー1人1人の成長が不可欠。
チームの目標達成に向けて、各々が少し背伸びした目標に挑戦、試行錯誤する事で、スキルや経験値が上がり、そこから生まれる成功体験が次のチャレンジの原動力になる。

これが自己成長のスパイラルです。
日々安心して挑戦できるのは、応援してくれる、困ったことがあればフォローしてくれる仲間がいるから。
助け合いの文化は、チームと個々人の目標達成、成長に欠かせません。

では、助け合いの文化はどのように生まれるのか。

原点は、リーダーが日々の「有り難い」にどれだけ気づけるか。

例えば、日々スタッフがシフト通り出社してくれる。
仕事だから、お金をもらっているのだから、約束を守り、時間通り出社するのは「当たり前」確かにそうかもしれません。
一方で、怪我や病気、通勤中の事故にも遭うこともなく、無事出社してくれたことそれによって、今日も1日安定した営業ができる事。そう捉えると、シフトを守るという一見当たり前の事にも、「有り難い事」がたくさん詰まっている事に気づきます。

その気づきをもって、リーダー自らスタッフと挨拶をかわし、よく観て声を掛け、困った事があれば相談にのり、サポートする。それにより、スタッフは自分の居場所がある事、承認されている事を感じ、安心して仕事ができる。

困っている仲間がいれば、自分もそうされたように、相手をサポートするようになる。

まさに、リーダーの気づきと率先が、チーム内の助け合いの文化の入口を作ります。

単独で、成り立つ仕事はありません。

一人で成立しているように見える、感じる仕事でも、見えないところで、気づいていないところで、誰かの思いや力によって支えられています。

気付いたら言葉に出して「有り難い」を伝える事。
そして、恩送り。
自分ができる事で、身近な方々のお手伝いをする事。
そして、時にはリーダー自らSOSを発信して、仲間の力を借りる事もチーム内の助け合いの空気を作る上で有効です。
是非、試してみてください。

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