日本の飲食店の歴史をたどる。

中小飲食店の「採用 定着 育成」の専門家。日本フードリーダース協会代表理事の小山心兵です。

前回は最低賃金のお話でした。

今日は、日本の飲食店の歴史です。

「こんな歴史があるんですねえ」。

そんな気持ちで、読んでみてください。

はじまりは、1657年。

江戸で、明暦の大火が起きました。

江戸の市街地の約6割が焼けた、と言われる大火事です。

大火のあとの江戸には、独り身の男性や、参勤交代の武士が多くいました。

外で食べる人が、一気に増えます。

ここから、江戸に飲食店が現れ始めた、と言われています。

はじまりは、ご馳走ではありませんでした。

でも、外食はやがて、人の心を動かす「ご馳走」に育っていきます。

江戸の後期には、高級料亭が登場。

握り鮨が生まれたのも、このころです。

お店をランキングにした「番付」や、グルメガイドも出版されました。

今のグルメサイトの、ご先祖さまですね。

明治になると、牛鍋、中華料理、ビヤホールと、外食は一気に多彩に。

戦争の時代には、外食券制度ができて、「外食」という言葉が広まりました。

そして、1970年。

「外食元年」と言われる年です。

大阪万博にケンタッキーフライドチキンが出店し、ファミリーレストランのすかいらーくが1号店を出しました。

翌1971年には、マクドナルドが銀座に1号店。

外食は、特別なご馳走。家族で出かける、夢の一部。

それが、みんなの日常になっていきます。

市場は、1997年に29.1兆円でピークを迎えました。

ところが、ここから、歴史は変わります。

ご馳走だった外食に、何が起きたのか。

次回、お伝えしますね。

食の歴史には、まだまだ面白い話があります。

外食のはじまりの役割は、何だったのか。

江戸の人たちは、どうやってお店を選んでいたのか。

そんな話は、FLM講座でもお伝えしています。

次回は、「日本の飲食店の歴史をたどる(後編)」。1997年のピークのあと、歴史が変わった時代のお話です。


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